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栃木の老人ホームでおこった虐待事件について

2011-11-22 13:53:00

栃木の老人ホームでおこった虐待事件をご存知でしょうか。職員4人が認知症のお年寄りの上半身裸の写真を携帯電話で撮影したり、お年寄りの顔にペンで落書きをしたりするなどした事件です。虐待というと、暴力を連想しがちですが、こういった精神的虐待も大変問題視されています。栃木の老人ホームに限らず、全国の老人ホームでこういった事件が近年増えています。栃木の老人ホームでなぜこのような事件が起きてしまたのか考えてみたいと思います。


老人ホームで働く職員は、必ずしも有資格者でないと働けないという規定はありません。介護の現場は慢性的な人手不足なので、就職を希望する人はどんな人でも喜んで受け入れているというのが現状です。不景気の影響もあって、介護の仕事がしたくて就職したという人ばかりではないため、介護に対する姿勢や知識などその老人ホームによって大きく違ってきます。まして、素人の職員にとっては現場で学ぶことがすべてなので、悪いこととは知らず虐待をしていたという可能性も十分にあり得るのです。


栃木の老人ホームでの虐待事件もそういった背景があるのだと思います。きっと日常的にそういったことが当たり前のように行われていて、感覚がマヒしていたのでしょう。とはいえ、栃木の老人ホームで行われた虐待は許されることではありません。お年寄りにも人権があり、認知症になったからといってそれが阻害されることはあってはならないことです。お年寄りだけに限らず、すべての人に対して、思いやりをもった態度で日々を過ごしていれば、栃木の老人ホームのような事件は少なくなっていくと思っています。